夏目漱石の小説「坊っちゃん」発表110周年を記念し愛媛県松山市と東京理科大(東京都新宿区)は2日、文化交流や科学啓発などで連携する協定を結んだ。漱石生誕150周年に当たる2017年度末まで、イベントや情報発信を通じて相互の魅力をPRする。
「坊っちゃん」の主人公は、東京理科大の前身、東京物理学校を卒業したばかりの数学教師。物理学校創立に携わった科学者の中には、漱石が教壇に立った現在の東京大や熊本大の同僚・上司がいて、他作品の登場人物のモデルにもなったとされる。東京理科大のマスコットキャラクター「坊っちゃん」「マドンナちゃん」も「まつやま応援大使」として活動しており、協定で交流を強化する。