ミカンアルバイター活動開始 八幡浜 収穫や選果をサポート
早生(わせ)温州ミカンの出荷が最盛期を迎える愛媛県八幡浜市で10日、泊まり込みで収穫や選果をサポートする「ミカンアルバイター」が本格的な活動を始めた。北海道から沖縄までの総勢220人が12月にかけて農家とともに汗を流す。
アルバイター事業は、人手不足を背景に「マルマ」ブランドで知られる真穴地区で1994年度に始まり、23年目。昨年からは近くの川上、舌田両地区も受け入れを始め、アルバイターは6年連続で過去最多を更新した。
宇和海を望む真穴地区の園地では、栃木県から訪れた男性(26)ら2人が食べ頃のミカンをはさみで摘み取って収穫。初めてアルバイターとなった男性は「八幡浜は海も山もあって、いいところ。産地の力になりたい」と話していた。