中学生海外派遣体験者150人集う 四国中央
中学生に国際的な視野を身に付けてもらおうと愛媛県の四国中央市国際交流協会(合田勝一会長)が旧伊予三島市時代から続けている海外派遣事業が今年、20回目を迎えた。これまでの派遣体験者らが集う「同窓会」が30日、市内のホテルであり、約150人が世代を超え交流を深めた。
事業は1995年にスタート。市内の中学3年生が英語圏の国を訪問し、ホームステイしながら現地の学校で学び、国際交流する。これまでに約320人が参加している。
97年の派遣団に参加し、現在は東京都の中学校で英語教諭をしている山崎美砂子さん(32)=三島東中卒業=らが、現在の様子を報告した。山崎さんは「派遣が初めての海外経験で、大好きな英語の勉強を頑張った」と振り返り、「生徒たちには、いろんな国に友達をつくることが大切と伝えている。そうすればその国を好きになり、平和につながると思う」と話した。