九州修学旅行を延期 県内の12小、安全優先
熊本地震を受け、今週に九州への修学旅行を予定していた愛媛県内の小学校12校が18日までに、安全上の理由から延期を決めた。小田小学校(内子町)は熊本、大分両県を訪れる計画だった。
延期したのは内子町と鬼北町が各5校、東温市が2校。多くが広島県を経由して九州に渡るルートで熊本や大分、福岡3県が行き先に含まれていた。
小田小は6年生18人が22日に出発予定で、小規模噴火した阿蘇山付近も旅程に含まれていた。小田小は「余震や被害の状況から延期と判断した。実施時期は未定で、行き先変更も視野に入れて検討する」としている。
また内子町4小学校(内子、大瀬、立川、石畳)は大分、福岡両県での合同修学旅行を延期。立川小の山本裕司校長は「児童が楽しみにしており合同修学旅行は中止しない。地震の終息や道路の復旧状況に鑑みて判断する」としている。