熊本、大分両県で相次ぐ地震で避難生活を強いられている被災者を支援しようと、愛媛県内の大学生らのグループが会員制交流サイト(SNS)などを通じ、水や生活用品などの物資を募っている。メンバーは20日夜にもトラック3台で現地に向かう予定で「少しでも協力してほしい」と呼び掛けている。
 活動しているのは、松山市中島でイベントの企画などをする学生と社会人のグループ「中島ネクストイノベーションズ」。メンバー約20人が17日から支援物資の確保を始め、愛媛大や松山大、聖カタリナ大などの学生を中心に、フェイスブックなどで輪を広げているという。
 メンバーが購入したもののほか、市民、企業の協力で水や生理用品、口腔(こうこう)ケア用のウエットティッシュなどが集まっている。熊本市が指定する「うまかな・よかなスタジアム」に直接届ける予定。
 19日まで松山市北久米町の「タイヤガーデン三幸」、20日まで同市此花町の「富永ペインクリニック」で物資を受け付ける。問い合わせは学生代表の亀岡さん=電話080(3162)6796。