「和霊大祭・うわじま牛鬼まつり」の50周年を記念して23日、愛媛県宇和島市中心部の商店街「きさいやロード」で、伊達家の縁でつながる仙台市の「仙台すずめ踊り」が披露された。躍動感あふれる踊りが集まった市民や観光客を魅了した。
 仙台すずめ踊りは1603年、仙台城の新築移転を祝う宴席で石工たちが即興で踊ったのが始まりとされ、踊る姿がすずめが跳ねているように見えることから「すずめ踊り」と呼ばれている。
 今回は踊り手選抜チーム「伊達の舞」など計31人が宇和島市を訪れた。宇和島おどり大会の開会式に登場し、扇子を回転させながら跳んだり回ったりして、躍動感たっぷりの一糸乱れぬ舞を披露。「宇和島、宇和島」など掛け声を合わせながら、優雅な笛の音色は徐々にスピードを上げ、見事な陣形でフィニッシュすると大きな拍手が会場を包んだ。
 24日には市営闘牛場(午前11時半~)と牛鬼すとりーと(午後0時40分~)で披露される。