日本一細長い愛媛県の佐田岬半島を銀輪で駆け抜ける「サイクリング佐田岬2016」が25日あり、約160人が豊かな自然を肌で感じながら約25~90キロのコースを堪能した。
 八幡浜市と伊方町でつくる佐田岬広域観光推進協議会が昨年から開催。八幡浜市沖新田の道の駅「八幡浜みなっと」をスタートし、半島先端近くの伊方町観光交流拠点施設「佐田岬はなはな」(同町三崎)を折り返して往復するコースなどが用意され、サイクリストや親子連れが思い思いのペースで走った。
 みなっとまで残り10キロほどの伊方町大浜の宇和海に面した上り坂では、参加者が汗をしたたらせながらペダルを踏みしめていた。四国中央市から参加し、90キロを走り切った会社員上久保等さん(64)は「終盤の坂道がしんどかった。来年も気合を入れて走りたい」と笑顔。手渡された八幡浜ちゃんぽんをすすり、疲れを癒やしていた。