愛媛県無形民俗文化財に指定されている愛南町正木地区の「正木の花とり踊り」が9日あり、脚半に銅のよろいをまとった踊り手が、刀と鎌で切り結ぶ躍動感ある踊りを披露した。
 踊りは村人が討ち取った悪者の霊を慰めるために400年以上前に始まったとされ、旧暦10月18日の篠山権現の祭礼の日に合わせて正木権現堂前、歓喜光寺境内、旧庄屋蕨岡(わらびおか)家の庭の3カ所で順次行っている。