勇壮、差し上げ 西条・伊曽乃神社祭礼開幕 だんじり・みこし80台
8日に始まった西条まつりで最多の屋台数を誇る伊曽乃神社(愛媛県西条市中野)祭礼が15日未明に始まった。だんじりやみこし約80台が力強い伊勢音頭を響かせながら、旧市内を練り歩いていた。
この日を待ちわびていたかき手らは、14日夜から太鼓を響かせながら市内を運行し、境内ではちょうちんに照らされた屋台を息を合わせながら上げていった。神門前などには休日開催で多くの観光客らが詰めかけ、美しい差し上げを披露すると拍手が湧き起こっていた。
安知生屋台の曽我亮太青年団長(30)は「初めての青年団長なので、老いも若きも一つにまとめて、安知生らしい祭りを2日間やり通したい」と目を輝かせた。
16日の統一運行では、午前1時45分からお旅所を出発して御殿前などを回り、午後5時15分ごろにクライマックスの「川入り」を迎える予定。西条まつりの閉幕を飾る飯積神社(下島山)祭礼も16、17日に開かれる。