普段使っている水について学ぼうと、愛媛県今治市上浦町井口の上浦小学校(80人)の4年生13人がこのほど、台ダム(同市大三島町宮浦)を見学し、ダムの役割などを勉強した。
 児童は、管理事務所の阿部一晴管理課長から「洪水の防止や水道用水を送ることがダムの役割」などの説明を受けた後、通常は入れない内部点検用トンネルを見学。一定の貯水量になると、自然に水を排出する常用洪水吐(ばき)を外から眺めた。
 児童(10)は「(洪水吐は)滝みたいですごかった。水を大切に使いたい」と話していた。
 台ダムは1992年に完成し市内の大三島、上浦、伯方、宮窪の水道や農業用水を賄う。2015年は1日平均約1万トンを供給した。