愛媛経済同友会の薬師神績、本田元広両代表幹事が4日、県庁を訪れ、四国新幹線の早期導入を求めて四国4県の経済同友会が採択した共同アピールを中村時広知事に手渡した。
 共同アピールは4経済同友会が3月23日、松山市内で開いた勉強会で採択。北陸、北海道で新幹線が開業する中、四国だけが空白地帯となっていると強調し、「基本計画にとどまっている四国の新幹線を整備計画へ格上げし、早期導入を図るべきだ」と結んでいる。
 中村知事は北海道新幹線に触れ、周辺人口では四国が上回るとし「過大投資ではないと誤解が解けていくのも大事。民間から機運を高めるのは最も大事なファクターとなる」と述べた。本田代表幹事は「四国だけが取り残された感が否めない。県民挙げて賛同し、4県で取り組まなければならない」と呼び掛けた。