四国西予ジオパーク カヤックや自転車で 自然の中スポーツ満喫
四国西予ジオパークの海から山まで雄大な自然をカヤックや自転車などで満喫するスポーツイベント「愛媛西予SEA TO SUMMIT2016」が25日、西予市内であった。県内を中心に関東から九州までの14~66歳の男女86組113人がエントリー。景観を楽しみながら総移動距離約58キロ、標高差634メートルを約3時間半から7時間かけて巡った。
「えひめいやしの南予博2016」のコアイベントとして、市や住民有志らでつくる実行委員会(井上晋作委員長)が主催。シングルの部と、2~5人のグループによるチームの部で行った。
夜が明け切らぬ午前6時、大早津海水浴場(明浜町高山)をスタート。カヤックと、ボードに立ち乗りしてパドルで進む「サップ」で穏やかな宇和海を優雅に約10キロ進んだ。続けて沿岸部や宇和盆地など約44キロを自転車で、宇和地域と宇和島市吉田町の境にあり、東京スカイツリーと同じ高さの高森山(標高634メートル)まで約4キロをハイキング。全員が無事にゴールした。
参加者は応援を受けて手を振ったり、仲間とおしゃべりしたりしながら思い思いのペースで汗を流していた。
24日には西予市内で環境シンポジウムも開かれ、講演やパネルディスカッションなどでジオパークの魅力を探った。