なぎなたの愛媛国体リハーサル大会となる「第57回都道府県対抗大会」最終日は29日、松山市総合コミュニティセンターで試合競技の3回戦以降を行った。愛媛県勢は準決勝で優勝した大分に敗れ、3位決定戦は香川に惜敗し4位だった。前日優勝の演技競技と合わせた総合順位は1位を獲得した。
 前日の演技競技で県勢25年ぶりの栄冠を勝ち取った愛媛だが、試合競技は4位にとどまった。3位決定戦で香川に大将戦で敗れた君原は「自分の弱い部分が出た。もっと攻められた」と悔しがった。
 ただ5人は年齢も近く本音で話し合え、団結力には自信があるという。愛媛国体に向け、長沢は「相手に打突が届かなかったり、正確に当てられなかったりした。悪い点を直していきたい」と反省する。今大会、初めて監督を兼任した君原はプレッシャーと責任感も背負った。「学ぶことが多かった。落ち着いて一本を取れるよう精進したい」と経験を糧にすることを誓った。