今春入隊した自衛官候補生の修了式が26日、愛媛県松山市南梅本町の陸上自衛隊松山駐屯地であり、3カ月の教育課程を終えた79人が自衛官として歩む決意を新たにした。
 修了したのは18~26歳で愛媛出身41人、広島が38人。寮生活をしながら、敬礼や行進といった基本動作や武器の取り扱いなど学んだ。7月1日付で自衛官として北海道から松山まで12都道府県の駐屯地で、普通科や野戦特科など専門的な職種に配置される。
 式には隊員や家族ら約280人が出席。一人一人引き締まった表情で修了証書を受け取った。第14特科隊長で松山駐屯地司令の財津耕一郎1等陸佐が「すべてに全力を尽くしてほしい。謙虚で積極的な姿勢が信頼を得ることにつながる」と激励した。