生産量減少や価格低迷に悩む干しシイタケ生産の現状を打開しようと、愛媛県内子町の女性グループらが4日、内子町寺村の小田中学校を訪れ、生徒に内子・大洲産シイタケを使ったおいしい料理の作り方を伝授した。
 町内農林家の女性らでつくる内子町女性林業研究グループと、県八幡浜支局の大洲森林林業振興班が昨年から開催。消費拡大へ、県内屈指の産地を盛り上げようと企画した。
 教室には小田中の1年生全員16人が参加。大洲市の女性林業研究グループも含めた7人と、愛媛調理製菓専門学校(松山市)の増田昭さん(75)が指導し、地元産シイタケが入ったカレー、サラダ、焼き菓子のビスコッティなどを調理。刻んだシイタケを魚のすり身に入れ、キノコをかたどり揚げる「じゃこきのこ」も作った。