愛媛県松山市堀江町の堀江港で、プレジャーボートなどの係留に使う浮桟橋が3日、改修工事中のトラブルで水没した。市は7月18日からの利用再開を予定しており、復旧を急いでいる。
 市空港港湾課によると、2日夜に施工業者から「浮桟橋が徐々に沈んでいる」と連絡があり、3日早朝に完全に水没したのを確認した。浮桟橋は工事のため5月24日~7月17日の予定で利用を停止している。
 浮桟橋は可動式の連絡橋の先にあり長さ35メートル、幅10メートルの鉄筋コンクリート製で1946年に完成。内部は空洞で、業者が船舶の損傷を防止する防舷材を金属製ボルトで設置する際、厚さ約20センチの側面に穴が開き、海水が流れ込んだとみられる。施工業者がダイバーによる調査や破損部の応急措置を済ませ、空気を送り込んで浮かせるなどの対策を講じる。