多彩な和裁細工を糸にぶら下げた、つるし雛(ひな)などを展示する「第7回峠のつるし雛展」が28、29の両日、愛媛県伊予市中山町佐礼谷の「ぽっち工房」で開かれる。地元でひな祭りを行う4月3日に合わせて実施。飾り付けを終えた工房では、色とりどりの人形が所狭しと並んでいる。
 地元住民らでつくる「さげもん倶楽部」と「マウス倶楽部」のメンバー15人が制作。自宅の作品を持ち寄って年に2日間展示していたが、作品が増えたため、工房隣の旧牛小屋も今回から会場にした。
 50点以上のつるし雛をはじめ、喪服を使った魔法使いの集団やサンタクロース、1000匹の猿のつるし雛など数千個の人形は全て古い着物が材料。毎年約600人が訪れるといい、当日はお茶や手作りのお菓子で来場者をもてなす予定だ。
 峠のつるし雛展は午前9時半~午後4時半。