大地震に備えた日本水道協会県支部(20市町水道事業体)の合同訓練が10月31日、愛媛県今治市で11月1日まで2日間の日程で始まった。初日は同市消防本部を含む約70人が応急給水などで連携強化を図った。
 2013年の松山市での訓練に続き2回目。午前8時半ごろ、今治市で震度6強の地震があり、市内を中心に大規模断水が起きた想定。県支部が各事業体に応援要請を伝えた。
 担当者らは同市別宮町1丁目の市民会館で会議を開き、市水道部の被害報告を受けて給水車など17台が出動。同市地堀1丁目の波止浜小学校では6年生約60人が給水車と運動場地下の緊急貯水槽から非常用給水袋(6リットル)に水を入れて背負った。