料理やリンゴ収穫挑戦 久万高原でワークショップ 地域資源、外国人の視点で
在住外国人の視点で地域の資源を発掘し、魅力的な観光ツアーの造成などを目指す現地体験ワークショップが10月31日、愛媛県久万高原町であり、フィリピンと中国出身の女性計3人が田舎料理作りやリンゴの収穫などに挑戦した。
国内外からの観光客の誘致促進を目指す県中予地方局の「在住外国人活用観光まちづくりモデル事業」の一環。一行は久万高原町日野浦の食堂「うまいもん屋土居」で、地元住民の手ほどきを受けながらこんにゃく作りやモチトウキビの入っただんご汁の調理などを体験。できあがると店内のいろりを囲み、近くの川で取れたアマゴの塩焼きなども堪能した。
3人は「こんにゃくを丸く成形する工程は子どもも好きそう」「母国ではあまり知られていない食材も扱うので、事前にどんなものかを解説した説明書などがあるといい」などと意見を述べていた。
今後は2回のワークショップを経て、来年1月下旬に外国人とまちづくり団体の関係者らで開く座談会で意見をまとめる予定にしている。