愛媛県内公共交通機関は18日までに、お盆期間中の利用状況をまとめた。今年は台風の影響もなく気候に恵まれたため、利用数で前年を上回るところが多かった。
 【鉄道】(7~17日)
 JR四国によると、主要3線区で前年比14%増の17万2100人、瀬戸大橋線は12%増の34万500人と大幅に伸びた。台風で運休が相次いだ前年の反動に加え、インバウンド(訪日外国人客)効果もあったという。松山―宇和島間は5%増の3万9800人。県内発着の特急で乗車率が最も高かったのは15日の宇和島発松山行き「宇和海20号」の131%だった。
 【航空機】(7~16日)
 全日空の東京線は乗客数が前年より1.4%増。4路線の合計も1.1%増で、「今年は台風などの影響を受けなかった」(同社松山支店)。日本航空の松山発着便も4路線全てで前年を上回った。松山-関西線があるピーチ・アビエーションの国内線は前年比24%増。同社は「松山線は特に好調だった」としている。