女子中高生に理系分野への関心を高めてもらう「サイエンスプリンセスプロジェクト」がこのほど、愛媛県松山市樽味3丁目の愛媛大農学部であり、県内の中学、高校の女子生徒と保護者計約40人が、研究室の見学や実験を通じ、理学や工学などの分野で活躍する「理系女子(リケジョ)」の魅力の一端に触れた。
 農学部の女子学生らが説明役、案内役になり、研究内容や一日のスケジュールなどを解説した。分子生物資源学研究室で参加者は、DNAを含む溶液を特殊な装置にかけ、DNAの大きさや長さを調べる実験を体験。初めて使う器具に苦戦しつつ、目を輝かせて実験に取り組んでいた。
 また民間企業と共同研究している電気トラクターの見学や、殺虫剤や薬品などのもとになる化合物を作る研究の説明もあり、学生らの話に興味深そうに耳を傾けていた。