俳人正岡子規の魅力を発信できる「子規ジュニア研究員」を育成する講座が5日、愛媛県松山市道後公園の子規記念博物館で始まった。小学高学年と中学生計28人が3日間の日程で、新聞作りや落語体験を通して子規について理解を深める。
 「子規と漱石の友情」をテーマに新聞を作る小学生は、愛媛新聞社読者事業部から取材の心得や写真撮影を教わった。担当者は、取材相手の話をかみ砕いて読者に説明するには、きちんと話を理解しメモを取ることが大切と語り、「みんなが感じたことが伝わる新聞を作ってほしい」とエールを送った。
 児童は、同博物館の竹田美喜館長の模擬記者会見を体験。竹田館長に近づいて生き生きとした表情をカメラで狙ったり、子規や漱石が松山で成し遂げたことを質問したりした。