愛媛県宇和島市津島町槙川の山本牧場で、色鮮やかなシバザクラが見頃を迎え、訪れた人を楽しませている。
 シバザクラは牧場を経営する山本孝一さん(72)と妻の千代子さん(68)が知人の勧めで10年前に植え始めた。観光客の口コミで徐々に来場者が増え、昨年は県内外から約2万人が訪れたという。
 約50アールの敷地では、ピンクや紫色のシバザクラと満開のシダレザクラが共演している。12日は晴天の下、来場者は記念撮影をしたり、隣接するカフェでコーヒーを飲んだりして満喫していた。
 昨年11月から約3カ月かけて植え替えた影響で例年に比べ開花は遅く現在は七分咲き。20日ごろには満開を迎える見込み。
 牧場では5月5日までロープ木登りやボルダリングを体験できるイベント「芝桜まつり」を開催中。