愛媛労働局は13日、非正規労働者の正社員転換や労働者全般の待遇改善を図る「実現プラン」を発表した。「正社員での就職件数6万4000件」や「男性の育児休業取得率10%以上」など9項目の数値目標を設定し、取り組みを進める。
 雇用対策を推進する政府の方針を受け、厚生労働省が今年1月「正社員転換・待遇改善実現プラン」を決定。愛媛労働局も県内の現状を踏まえて、愛媛版のプラン策定作業を行っていた。
 2020年度までの5カ年を計画期間とするプランは「正社員転換」と「待遇改善」の2本柱。正社員転換では就職件数のほか、正社員の求人数25万7000件や就職割合50%といった目標を掲げた。ハローワークでの支援や求人・求職のマッチング強化、非正規労働者を正社員に転換した事業主に給付する「キャリアアップ助成金」活用などに取り組む。