国連教育科学文化機関(ユネスコ)が掲げる国際平和や人権尊重の理念を学校教育現場で実践する「ユネスコスクール」に愛媛県新居浜市の小中学校17校が加盟し6日、ユネスコ本部の認定証が授与された。現在全国約800が加盟しているが、全市的な取り組みは珍しく中四国では初めて。
 文部科学省日本ユネスコ国内委員会事務局(東京)によると、同スクールは世界181国・地域に約1万校。国内では同省が推進する「持続可能な社会づくりの担い手を育む教育」(ESD)の拠点と位置付けている。
 同市教育委員会は2013年度、市内全28小中学校のうち別子小中を除く26校のユネスコスクール化を計画。13年10月から14年3月にかけ、県教委などを通じてユネスコ本部(パリ)に全校が加盟申請しており、14年末までに17校が許可された。残り9校は審査中。