恩師授業や給食再び 松山・東雲小で大同窓会
老朽化に伴う建て替え工事が始まるのを前に、愛媛県松山市文京町の東雲小学校で18日、各年代の卒業生らが参加した大同窓会があり、模擬授業や給食などで「最後の登校日」を楽しんだ。
卒業生有志でつくる実行委員会が、校舎に感謝を伝えようと企画した。落成後60年以上が経過した同校では、2014年夏に工事が始まり、現在は北校舎の半分の取り壊しが完了。同窓会があった南校舎も19日から解体工事の準備に取りかかり、16年1月末には跡地に新校舎が完成する。
同校で教壇に立った経験のある先生が、国語や算数などの模擬授業を実施。国語の教室では、1968年から8年間指導した鎌田サチ子さん(72)が童話「かさこじぞう」を朗読し、意見を出し合った。授業後、鎌田さんを囲んで思い出話などに花を咲かせていた。