愛媛県内の愛好家が丹精した観葉植物オモトを集めた「愛媛おもと美術品評大会」が5日、東温市下林の県花き研究指導室で始まり、趣の異なる55点が来場者の目を楽しませている。6日まで。
 「愛媛おもと愛好会」が主催。オモトは四季を問わず緑が絶えないことから縁起が良い植物とされ、引っ越しや祝い事の贈り物としても使われている。
 会場には「羅紗(らしゃ)」「縞甲(しまこう)」「薄葉(うすば)」の3系統のオモトがずらり。来場者は葉の模様や色合いの違いに加え、竜や獅子が描かれた華やかな錦鉢の趣向も楽しんでいた。
 愛好会の臼井明光さん(82)は「オモトはいつも青々として見ていて気持ちがいい」と魅力を語り、多くの人の目に触れてほしいと願っていた。