愛媛陶芸協会員の新作が並ぶ「第36回愛媛の陶芸展」の公開審査を前に11日、愛媛県砥部町大南の町商工会館に作品が搬入された。今回は会員42人(前回比1人増)による力作計121点(3点増)が集まった。
 同協会、愛媛新聞社が主催し、年に1回開いている。午前10時の受け付けと同時に、県内で活動する陶芸家らが丁寧に梱包(こんぽう)した作品を運び込み、手続きを済ませていた。内訳は創造性とデザイン性を持たせた「工芸作品」部門に69点、暮らしの中で利用する「生活陶磁器」部門に52点が出品された。
 審査は12日午後1時半から同会館で実施。審査員は工芸作品部門を、色鍋島で知られる陶芸家で人間国宝の14代今泉今右衛門氏と大阪市立東洋陶磁美術館名誉館長の伊藤郁太郎氏、生活陶磁器部門を県美術館の稲田哲也学芸課長ら3人が務める。