愛媛大と学術交流協定を締結しているアフリカ・モザンビークのルリオ大との共同シンポジウムが24日、松山市文京町の愛媛大であり、これまでの交流実績や留学生による学習成果の報告などがあった。
 愛媛大国際連携推進機構主催で、両大学の教員や学生ら約50人が出席。愛媛大モザンビーク交流推進班副班長の小林修准教授が両大学の交流経緯について説明し「両国の学生がお互いの国を訪問し、地域の発展について考えた」と振り返った。
 ルリオ大のフランシスコ・ノア学長は「途上国の大学は直接的に地域の開発に関わる。質の高い教育の提供と同時に、他国の大学との連携を重要視している」と強調。同大の教員で愛媛大に留学中の4人は「有機肥料の研究技術をモザンビークにも持ち込み、農家の人に伝えていきたい」などと成果を発表した。