日本臓器移植ネットワークは25日、愛媛県内の病院で脳内出血の20代の男性が臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表した。26日早朝から5種類の臓器を摘出し、腎臓は県立中央病院(松山市春日町)で50代の男性に移植する予定としている。
 移植ネットによると、病院では24日午後11時15分から法で定められた2回の判定を行い、25日午前11時49分、脳死と判定した。男性の家族から心臓、肺、肝臓、腎臓、膵臓(すいぞう)の摘出の承諾を得た。
 26日午前に摘出を終了し、県立中央病院のほか、東京や京都、名古屋の病院に運んで20~50代の男女に移植する予定。