揺れる深紅、ヒガンバナ見頃 きょう秋分
23日は二十四節気の秋分。彼岸の中日とも呼ばれ、昼と夜の時間がほぼ同じになり、夜の時間が少しずつ長くなっていく。
愛媛県松山市窪野町の山あい、約25アールの斜面にはヒガンバナが咲き、見頃を迎えている。県内外から多くの人が訪れ、写真に収めたり、じっくり鑑賞するなどして楽しんでいる。
ヒガンバナは地元の住民らが遊歩道の整備や草刈りなどを行って管理している。評判を聞き、昨年に続いて訪れた無職河口屯さん(77)=同市安城寺町=は「これだけ鮮やかに咲くと壮観」と深紅に染まった斜面を感じ入った様子で眺めていた。
松山地方気象台によると、23日の県内は高気圧に覆われ、午前中は晴れるが、午後からは湿った空気の影響で雲が広がる見込み。気温は平年並みで出掛けやすい一日になりそう。