29年連続で全国トップの生産量を誇る愛媛の裸麦。県内三大産地の一つ松前町では五月晴れの下で収穫が進んでおり、14日は黄金色に染まった畑にコンバインの音が響き、こうべをちょこんと垂れた穂を次々と刈り取っていった。
 14日に収穫を始めた同町北川原の大川泰範さん(47)は約12ヘクタールで作付けし、品種はすべて、2014年産から県奨励品種に採用されたハルヒメボシ。大川さんはコンバインを操って畑を一枚ずつ収穫していき「種まきの後などに雨が多かったので収量は少なめだが、品質は悪くないと思う」と話した。