月の欠け際に白いX文字が浮かぶ「月面X」の観測会がこのほど、愛媛県今治市片原町5丁目の今治港旧大型フェリー駐車場であり、親子ら約60人がユニークな現象を目に焼き付けた。
コミュニティー放送局「FMラヂオバリバリ」などが、同市片原町1丁目のみなと交流センター「はーばりー」への局移転を記念して開催。主催に加わったえひめ星空キャラバン隊の竹尾昌さん(68)によると「月面X」は半月を過ぎたころ、クレーターの尾根が太陽に照らされて起こり、国内で鮮明に見えるのは年に数回という。
大小5台の天体望遠鏡を交代でのぞいた参加者は「見えた」「すごい」と歓声を上げ、木星のしま模様や土星のリングなども観測した。