松山の保育所・こども園定員 計画比612人不足
待機児童の解消や子育て支援の充実を目指す子ども・子育て支援新制度に基づく愛媛県松山市の子ども・子育て会議教育・保育部会が22日、市内であった。市によると、保育の受け皿となる保育所や認定こども園の2016年度の利用定員は7275人で、市子ども・子育て支援事業計画(15~19年度)よりも612人不足し、市は「計画通りに確保が進んでいない」と報告した。
各施設への調査を基にまとめた事業計画の16年度の確保見込みは7887人。策定時に認定こども園への移行や地域型保育新設を目指していた園で計画が進まず、「各園の状況を確認しながら確保に向けて適切に対応していきたい」と説明した。
利用定員は15年度比では377人増加する見込み。市によると、15年度当初は国定義の待機児童が95人、希望する認可保育所などへの入所待ち児童は250人。