三崎高校(愛媛県伊方町三崎)で9日、伝統工芸や飲食業などに携わる住民らを講師とした「カルチャースクール」があり、1、2年生56人が機織りや特産の魚介類を使った創作料理などに挑戦した。
 生徒らの関心の幅を広げ、世代間の交流を深めようと同校が初めて開いた。佐田岬半島に伝わる使い古した布を再利用する「裂(さき)織り」の講座では、「佐田岬裂織り保存会」が機織り機の扱い方を伝授し、生徒は懸命に織り進めていた。
 ミカンを使った大福や石窯ピザ作りのほか、地元バンドによる音楽講座も開催された。