プロ野球のドラフト会議でヤクルトと楽天から1位指名を受けた愛媛・済美高の安楽智大投手が24日、交渉権を獲得した楽天のスカウトの訪問を受けた。会談後に安楽は「指名していただいてうれしく思う」と述べた。
 チーム統括本部スカウト&ディベロップメント部の長島哲郎副部長と福田功副部長、山下勝己スカウトらが済美高を訪れ、安楽と両親に指名のあいさつをした。同校が準優勝した2013年春の選抜高校野球大会のころから注目していたという山下スカウトは「ストレートが一番の魅力。(昨年痛めた)肘は全く問題ないと思っている。プロでさらに力を伸ばして、将来は12球団を代表する投手になってほしい」と期待した。
 11月以降に具体的な交渉を進める方針。仮契約の日程は未定だが、12月には球団の入団発表が予定されている。