南海トラフ巨大地震を想定した図上合同訓練が9日、愛媛県の松山市役所であり、市や松山地方気象台、警察署など関連機関の計約130人が初動の状況判断や役割確認を行った。
南海トラフを震源とするマグニチュード(M)9.0の巨大地震が平日午後2時に発生したとの想定で、事前にシナリオを明かさず実施。災害対策本部に津波第1波の到達予想時刻が同2時50分と伝えられ、直ちに沿岸部全域の避難指示に取りかかった。
電話受信、応急対策、避難所連絡調整などの各班に分かれ、情報の収集、処理、共有などの対応や関連機関との連携を確認した。