愛媛県産温州ミカンの2015年産収穫量は12万600トンで、和歌山県の16万200トンに次いで12年連続で2位だったことが18日までに、農林水産省のまとめで分かった。収穫期の高温多雨などで全国的に収穫量が低下しており、前年比で6%減、同じ収穫量の多い表年の13年産に比べても12%減少した。
 3位の静岡県は10万1200トン。14年産は3600トン差まで迫られたが、1万9400トン上回る結果になり、2位の座を維持した。全国シェアは前年比1%増の16%だった。
 全国の収穫量は77万7800トンで、13年産に比べ13%減少。和歌山、愛媛、静岡の上位3県で全国の約5割を占めた。愛媛県農産園芸課は「温州ミカンでは2位だが、かんきつトータルでみれば日本一。種類の多さや周年供給で、かんきつ王国を維持、発展させていきたい」としている。