県内有数の米どころ宇和盆地で、稲わらを積み上げた冬の風物詩「わらぐろ」のライトアップが20日、始まった。愛媛県西予市宇和町西山田の田んぼでは、優しい明かりで照らされたわらぐろが幻想的に浮かび上がっている。
 宇和わらぐろの会が2004年から毎年実施。わらぐろは、稲わらを乾燥・貯蔵するため、かつては至る所で見られた。20日は石城小学校南側の田んぼで、同会の上甲清会長(78)らが手掛けた8基に光を当てた。