日本航空のキャビンアテンダント(CA)らが講師役となり、思いやりを持って人と接する大切さを伝える出前教室が20日、愛媛県松山市安城寺町の久枝小学校であった。3年生約120人がお辞儀の練習やゲームを通じ、相手の気持ちを考える姿勢を学んだ。
 日本航空と東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドが共同で2008年度から全国の小学校で開いている。
 CAの小野聡子さん(29)=松山市出身=と、東京ディズニーシーで働く秋元瞳さん(31)が講師役を務めた。小野さんは飛行機の中で気持ちのいいあいさつや笑顔を心掛けていると説明。乗客一人一人に目を配る歩き方や丁寧なお辞儀の仕方を紹介した。
 秋元さんは2枚の絵を使った間違い探しクイズを出題。じっくり観察することは相手をよく見る練習になるとし「人の気持ちを理解し笑顔になることをしてあげて」と語り掛けた。