愛媛県松山市出身の絵手紙作家小池邦夫さんの作品展が松山市のエスポワール愛媛文教会館(祝谷町1丁目)と市中島総合文化センター(中島大浦)で開かれている。同市神浦の金本房夫さん(74)が所有作品を出品。自由闊達(かったつ)な筆致で描かれた作品が来場者を楽しませている。
 愛媛文教会館ロビーには「干されても無視されても味を出す」の一文が添えられた干し魚、紙面いっぱいに描いた大つぼの端に私信を記した絵手紙、風格ある薬師寺西塔など8点が並ぶ。来年1月末まで。中島総合文化センターには額装と絵手紙約60点を今月末まで展示中。
 金本さんは「人間性そのものがにじみ出ているのが小池作品の魅力。冊子も教育を考えるヒントとして愛媛の若い先生方に読んでいただければ」と話している。「よもだ通信」は無料配布する。問い合わせは金本さん=電話089(997)2484。