四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の再稼働に反対する子育て中の母親や若者らが30日、音楽を鳴らし踊りながら「脱原発」をアピールするサウンドデモを行い、ハロウィーンの仮装で松山市内を練り歩いた。
 県内の反原発団体メンバーや個人参加の約300人が参加。松山市湊町5丁目の坊っちゃん広場では「原発事故で苦しんだ福島の人々の気持ちを踏みにじる再稼働に反対」「知事と四電はすぐに伊方原発の廃炉の方針を打ち出すべきだ」などとスピーチした。
 サウンドデモには市内で活動するDJが協力し、トラックにDJブースを載せて先導。参加者は横断幕やのぼりを掲げ、軽快な音楽に合わせて脱原発を訴えた。
 吸血鬼の仮装で参加した愛媛大3年の男子学生(21)は「仮装や音楽で楽しそうにアピールすれば周りの人が興味を持ってくれそう。愛媛を放射能で汚してしまうことのないよう声を上げていきたい」と話した。