被災地に届け祈りの光 松山・堀江小で児童ら追悼
愛媛県松山市福角町の堀江小学校で13日、東日本大震災の犠牲者を追悼するイベント「メモリアルキャンドル」が開かれた。会場の体育館では「3・11未来へ」のメッセージに明かりがともされ、小中学生や地元の人たちが黙とうをささげた。
まちづくりグループ「NPOほりえみらいくらぶ」などが震災後から取り組み5回目。堀江小と内宮中の児童生徒らが手作りした約2000個のキャンドルを並べてメッセージや来島海峡大橋を描き、人と人との絆を表現した。キャンドルは紙コップにろうそくを入れたもので、コップの表には「心をひとつに」「がんばれ東北」のメッセージやイラストが添えられた。
キャンドルに火がともされると、体育館は温かな光に包まれ、子どもらは静かに手を合わせた。防災DVDの上映もあり、参加者は災害への備えの重要性を再確認していた。