西宇和ミカン配りPR JR渋谷駅で三崎高生 今年もおいしくできました
今年もおいしい西宇和のミカンをどうぞ―。修学旅行中の三崎高校(愛媛県伊方町三崎)の2年生24人が13日朝、東京都渋谷区のJR渋谷駅前で、出荷シーズンを迎えた極早生(わせ)の温州ミカンを通勤中の人たちに無料で配り、喜ばれた。
地元産品の販売促進に一役買おうと2013年度から実施し、4回目。JAにしうわ(八幡浜市)が無償提供した温州ミカンを2、3個ずつ袋詰めし、約2000袋を用意。「太陽の光と海からの潮風が甘さと酸味のバランスの取れたおいしいミカンを育みます」と書いたチラシも同封した。
紺色の法被に身を包んだ生徒たちが「愛媛の西宇和ミカンを配っています」と声を張り上げると、職場へ急ぐ人たちが次々と手を伸ばし、会釈をしたり笑みを浮かべたりしながら受け取っていた。
女子生徒(17)は「最初は渡すのが恥ずかしかったけど『去年もいたよね』とか『ミカンおいしいよね』と言ってくれてうれしかった」と声を弾ませた。
JA全農えひめによると、今年は夏場に雨が少なかった影響で、小玉だが酸抜けの良い味に仕上がった。