走る産直市、買い物支援 東予東部・27日から
愛媛県新居浜市萩生にある産直市「にいはま こんかい屋」が、移動スーパー拠点「来んかい屋」として21日にリニューアルオープンする。西条、新居浜、四国中央の3市の商店空白地を対象に、27日から軽トラックでの巡回販売をスタートし、山間部を中心に過疎高齢化で増えている買い物困難者を支援する。
産直市は、若者就労支援などに取り組む新居浜市のNPO法人「eワーク愛媛」(難波江任代表)が2012年8月に開設。毎週末に契約農家の野菜を直売しているほか、余剰食品を生活困窮者に無償提供するフードバンク事業やニート就労支援も担ってきた。
難波江代表(55)によると、移動スーパーは東予東部では初めて。新たに冷蔵設備を整え、野菜に加え精肉や日用品も仕入れる。軽トラック2台が四国中央市富郷町や新居浜市別子山、西条市大保木(おおふき)など約50カ所を運行し、野菜や卵、精肉、菓子など約200品を販売する。