道後温泉本館修復 周辺交通規制は継続協議
道後温泉本館(愛媛松山市道後湯之町)の保存修復工事方法などを検討する市道後温泉活性化計画審議会(会長・柏谷増男愛媛大名誉教授)が22日、道後公園の市立子規記念博物館であった。営業しながら工事を行うことなど基本方針の答申案を了承したが、作業ヤードを確保するための本館周辺の交通規制は、観光産業への影響に配慮し引き続き地元で協議するよう求めた。
工事中の交通規制について、市は今年5月の大型連休中の交通量調査の結果を報告。本館周辺への流入路ではチェックインなどの時間帯に、最大130~500メートルの滞留ができたとし「自動車の移動を分散化させたり、信号パターンを変更したりするなどして影響緩和に努めることが大事」と説明した。