水産食品の展示商談会「第17回ジャパン・インターナショナル・シーフードショー」が19日、東京都江東区の東京ビッグサイトで始まった。主催者の大日本水産会は3日間で国内外のバイヤー約3万5000人の来場を見込んでおり、愛媛県関係の23事業者も販路拡大につなげようと共同出展。かんきつ類を餌に使った養殖魚をはじめ県産品の魅力をアピールしている。
 県漁政課によると、県ブース出展は3回目で、昨年は21事業者が参加。昨年は出展から12月末までの集計で約150件・計約1億6000万円の商談が成立した。今年も天然・養殖魚や練り製品、珍味など幅広い商品をそろえた。
 宇和島市に事業所を置くオンスイ(新潟県長岡市)は、独自技術で完全に血抜きした生食用の冷凍ブリを出展。血抜きの様子をモニターで見せながら特長を解説し、試食を促していた。