飼い主のいない猫に不妊・去勢手術をし、地域住民で管理する「地域猫活動」を始めた愛媛県松山市石井地区の一の宮団地町内会と認定NPO法人えひめイヌ・ネコの会は27日、活動を紹介するパネル展を団地集会所(古川南3丁目)で開き、訪れた地域住民が理解を深めた。
 一の宮団地町内会は、えひめイヌ・ネコの会などの協力で、県内では初めて町内会単位で活動を開始。8~22日に地区内の野良猫23匹を捕獲し、不妊・去勢手術を施した。
 パネル展では、手術後の猫などを写真で展示。近くの主婦藤沢貴子さん(54)は「人間の身勝手で殺処分される猫がいるのはかわいそう。野良猫を減らす取り組みはいいこと」と話していた。