愛媛県今治市延喜の片垣池周辺で初夏の風物詩のゲンジボタルが連夜乱舞し、木々に囲まれた暗がりの中で幻想的な光の世界を演出して見物客を楽しませている。
 約30年前から池周辺の水路への幼虫放流や清掃活動を続けている延喜ホタル保存会(林田通典会長)によると、今年は例年より5日ほど早く5月中旬ごろに飛び始めた。今週いっぱいが見頃という。
 30日は午後8時前から舞い始め、ゆらゆらと暗闇を飛び交う無数の光に大勢の家族連れらが見入っていた。