馬場の出入り口確認 松山城三之丸跡19次調査

 愛媛県の松山市埋蔵文化財センターは16日、同市堀之内の松山城三之丸跡19次調査で、藩士の乗馬の稽古に利用された馬場への出入り口を確認したと発表した。同センターは「絵図だけでは補えない当時の区画が、より明確に分かった」と話している。
 三之丸西部に位置した馬場(全長約370メートル、幅約3メートル)は、1661年に設置。昨年の18次調査では、馬場と並行する道路を区切っていた「馬場土手」が初確認されている。
 出入り口は馬場土手の北端付近に位置し、1864年の「亀郭城秘図」によるとクランク状に仕切られている。調査区画からは、南北に延びる土手2本(長さ4.7~6.0メートル、幅1.0~1.3メートル、高さ0.14~0.44メートル)が検出された。2本をつなぐ東西方向の土手は、後世の開発の影響のためか確認できなかった。
 同区画からは、瓦や砥部焼などの陶磁器、土製の人形などの遺物も多数出土した。藩主の屋敷兼役所であった三之丸御殿が、1870年に焼失した際にかき出されたものの可能性があるという。

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